*花瓶は家人の作品。
知っているということと
理解しているということは別です。
それを、木蓮の花が
身をもって教えてくれました。
ーーー
先日、庭に植えた木蓮が
7~8mもの高さに成長してしまったので
蕾がまだ小さく硬いうちに
家人に幹から剪定してもらいました。
それを、幹と枝に切り分けて
しばらく庭に並べていました。
そのなかの1本の幹に
小枝が残っていたらしく
小枝の先の小さな蕾から
小さな花が咲きました。
せっかくだから、
これは玄関に飾ろう~
と、幹から小枝を切り離して
花瓶へと移し変えました。
すると…
前より
元気が無くなってしまったのです。
あぁ。
幹から栄養をもらっていたから
蕾から花へと成長できていたんだ。
幹から切り離してしまった。
悪いことしたなぁ...
シュタイナーの植物学で
「樹木の幹は大地である」
と聞いて、知っていたのに。
わたしのは
単なる知識にしか過ぎなかったです。
今回、
やっと腑に落ちました。
それでも、花は
花瓶の水を吸って
静かに生きていてくれるのです。
「芸術によって学問を温める」
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